ひ、ひどい話

先日、NECのケータイに変えて喜んでいたら、こんなことが起こっていたらしい。なんだかガッカリ。
ボーダフォン株式会社または日本電気株式会社、あるいはその広告を制作する代理店が、カンバラクニエさんにイラストの新規制作を依頼しましたが、作家本人の都合で断ったところ、あるデザイン会社がカンバラクニエさんの作品集「RESET」を元にパンフレットラフを作成してきました。カンバラクニエさんは作品性を守るため使用の許諾をしませんでしたが、後日最初に制作されたラフと非常に似たようなパンフレットがVodafoneのショップなどで勝手に配布されてしまったようです。このイラストをカンバラクニエさんによるものと間違えて、実際にVodafoneショップまでパンフレットを取りに行ったり、V804Nの中にカンバラクニエさんのイラスト画像が入ってるのではないかとケータイの購入を検討した人までいるみたいです。
結局、本人への謝罪とイラストの差し替えはあったものの「著作権に関しては侵害していない。」というメーカーからの回答だったそうなのですが、確かに作風までは保護されるのかどうかは微妙なところ。
でもこの場合は、最初のラフが本人のイラスト使用なので、企業倫理の問題だねぇ。最初にラフ案作って、作家に断られたから、身近にいたイラストレーターに「これと似たの作ってよ。」って言ったに違いないでしょ。ゼロから創ったらここまで似ないと思うな。
少なくともオレの中でこの2社のイメージは落ちました。番号ポータビリティー制が始まっても、とりあえずボーダフォンにはしない。今のNECの端末もやめたいくらいです。
カンバラクニエさんには仕事を依頼したことがあったり、RESET展の作品を買ったりして、個人的に応援しているので、ちょっと気になるというか、なんとか納得のできるカタチに落ち着いて欲しいものです。
似たイラスト描かされた人もつらいよね。

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