サンフランシスコ行きのチケットを買う(1/29 – 2/4, 2001)

注)これは2001年の日記です。 まずはこちらを。
January 29, 2001
Title: Greyhound Bus Terminal
めずらしく平日に休みなので郵便局へ行って足りなかった切手と切手の買い溜めをしました。Sheratonのホテルで海外へハガキを出す場合$0.5と書いてあったのに、郵便局で$0.6だと言われました。最初に出した人には届かないかもしれません。ごめんね。
その後、Down TownにMOCA(Museum of Contemporary Art)という美術館があるとカフェで聞いていたのでMetroで行ってみました。ここはアメリカ現代美術に関しては西海岸では随一だそうで(いろいろ詳しく教えてくれたのですが、西海岸一ということ以外はなんだかよく判りませんでした…)、とにかく行ってみました。が、閉まってました。仕方なくミュージアム・ショップのTHE MOCA STOREで雑誌やT-Shirtsを購入しました。SUPER FLAT展でもあったのかTHE MOCA STOREにはヒロポン・ファクトリーやGroovisions、奈良美智のグッズがあったり、猫日和のポストカードがあったり少し懐かしくなりました。どうにもならないので昨日は閉まっていたLos Angeles Visitor Informationへ再び行き、San Franciscoにバスか列車で行けるか聞くことにしました。バスか列車を乗り継ぎながら行ければ、行き先はどこでもいいのです。飛行機であっという間に着くよりは少し時間をかけて進みたいと思うようになりました。
Visitor Informationのおばさんによると7th st.とSan Pedro st.が交わるところにGreyhound Bus Terminalというのがあり、そこから長距離バスが出ているようです。#60 Long Beach行きのMetro Busに乗って行ってみました。初バスです。前からのって先に$1.35払います。降りるのは前後どちらのドアでもいいようです。Los Angeles st.を越えたあたりから、建物が急に低くなります。San Pedro st.を過ぎたところで窓にあるワイヤーを引っ張ってバスと止めて降りました。降りて昼間に来なかったことを後悔…。この地域には東洋人はおろか白人も見あたりません。黒人が通りでブラブラしています。わめいている人や道ばたに座り「金をくれないか。」と言っている人の数が他の通りの比ではありません。おまけに町はかなり臭いが強烈です、きったないトイレの臭いがします。とにかくGreyhound Bus Terminalを探すことにしました。
…見つかりません。
こんなのばっかりです。数少ないまともそうな人に場所を聞いたら、さらにAlameda st.まで行かなければならないようです。今日は既に日も暮れているし、これ以上この辺をさまようのは危険なので引き返すことにしました。Visitor InformationでUnion StationからもAmtrakという列車があるということも聞きました。これでSeattleやNew Orleansへも列車で行けるようです。あと4回の週末でどこかへ行けるといいのですが。
January 30, 2001
Title: The Academy Of Television Arts & Sciences
アパートへ入るには電子キーでロックを解除するか、住人をインターフォンで呼び出して開けてもらわなければならない。インターフォンは名前で検索するようになっているので部屋の番号が解らなくても大丈夫なのだが、呼び出す番号は部屋番号ではないので名前を知らなければ呼び出せない。帰るとアパートの前でおばさんが一人インターフォンと奮闘している。怪しい人ではなさそうだ。
「なにやってるの?」
「ちょっとたすけてくれないかしら?私の息子がここにすんでるのよ。」
「入れば?息子さんの部屋番号知ってるの?」
とりあえずロビーへ入る。
「たしか#469だったんだけど、ルームメイトが変わって番号が解らないのよ。」
「今、息子さんは部屋にいるの?」
「いい質問ね。電話してみるわ。」
アパートのロビーでは携帯電話は圏外のようだ。
「ここじゃつかえないみたい。あなた荷物みてて、外でかけてくるから。またドアあけるのよ。」
おばさん電話して戻ってきたのでドアを開けた。
「#439の間違いだったわ。よかったら案内してくれない?」
「いいよ、同じ階だから。」
「ありがと。あなたもここに住んでるの?」
「2ヶ月だけね。もうあと1ヶ月で日本へ帰るよ。」
「ここに住んでるってことはあなたもArtistなの?」
「Artist?」
「ええ、ここはArtistが住むところよ。息子は映画の仕事をしているわ。」
「Artistではないよ。ただ仕事で来ているだけだよ。」
「なにやってるの?」
「う~んGuitar Designer。」
「DesignerってことはあなたもArtistね。」
「そうかな?」
「そうよ。」
おばさんは部屋までの道すがらメキシコから移住して来たこととか、新しくドレスを買ったこととかいろいろ話してくれた。
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ここにはTVとか映画の仕事をしている人が多く住んでいるらしい。玄関にはフィルムの形をした飾りが付いている。
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となりにあるThe Academyは正式にはThe Academy Of Television Arts & Sciencesと呼ぶそうで、敷地内にはLeonard H, Goldenson Theatreという劇場(?)もある。周囲にはTV関係の施設も沢山あるようなのだが、このあたりの建物はほとんど看板を出してないので業務用のガレージといった感じにしか見えない。The Academyはアカデミー賞を審査するところだと聞いたことがある。そのわりにさっぱりとしている。本当だろうか。
January 31, 2001
Title: Beautiful Day
本日は雲一つないいいお天気でした。昼食はPIT FIREへ行って、外のテーブルで食べました。気になっていた郵便料金は、EaglesでもらったフリーポストカードはMOCAで購入したポストカードと比べて少し大きいようで普通のサイズなら$0.50、大きくなると$0.60の切手が要るそうです。郵便局で大きめのハガキを見せたのが失敗でした。
明日郵便局へ行くので$0.50の切手を少し買うことにします。夕食はトリテリーニをつくって食べました。最初の頃は火を通す順番がいい加減だったりとても段取りが悪くて食べるのは夜中になったりしてたけど今では一人暮らしをしていたときの要領を取り戻しつつあります。帰ればまた忘れます、英語も。
February 1, 2001
Title: Post Office
今日また郵便局へ行ってしまいました。郵便局には荷造り用の段ボール箱とか封筒がおいてあって、写真用の封筒や組み立てるとカセットテープサイズの箱になるものまでいろいろあります。並んで待っていると、郵便局のおばさんが列の横にやってきて「待ってると退屈するでしょ?解らないことがあったり、なくてもいいわ、なんでもいいから私に聞いてね。」なんて言いながら笑顔満開で通り過ぎていきます。こういうのは日本では見られないので見ていて楽しいです。周りの人と一緒に笑ってしまいます。期間の長短にかかわらず、観光ではなく生活しているから出逢え、楽しめる場面です。2月の初日でした。
February 2, 2001
Title: Uncle Ben’s Rice
既に何回かやってますが時々お米を炊いております。やっぱり侍は白飯を喰わなくては…、と思ったわけではなくて、バターと塩を入れて炊くヤツをトライしてみたかったのです。ただそのままではツラいので、炊けたらアスパラやトマトと一緒に炒めています。結構おいしいと思うのですが、アメリカの食事はおいしくないと感じている人にはおそらく向いてません。お米はUncle Ben’s Riceです。
February 3, 2001
Title: Amtrak
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San Francisco行きの切符を買いにUnion Stationへ行きました。アパートを出る前に下の事務所へ行きRoseにGregという男性を紹介してもらいました。GregはThe Academy Villageの前に勤めていたSan Franciscoの旅行会社を教えてくれました。
そしてMetro RailでUnion Stationへ。土曜日のMetroは自転車を持ち込んでいる人が結構います。Californiaでは自転車を使う移動を推進する動きがあると聞いたことがあります。しかしAnaheimやSanta Monica、Pasadenaまで含めた所謂Greater Los Angelesは東京+神奈川+埼玉+千葉くらいの広さです…。おまけに今日は節分だというのに日向では半袖のT-shirtsでも暑いほどで自転車で遠くへいくなんて考えられません。
San Franciscoへ行くには2つルートあります。1つはSan JoaquinsというLAからBakersfieldとOaklandを経由してSFへ行くルート。Bakersfield-Oakland間が列車であとはバスです。所要時間10時間・距離424マイル。もう一つはCoast StarlightというLAからOaklandへ列車で直接行ってOaklandからSFはバス。こちらは所要時間12時間・距離482マイル。こちらのほうが$4.00高く、2時間遅く、58マイル遠回りですが海岸沿いを走るので景色がとてもよいらしいです。事前にwebで調べてSan Joaquinsに決めていたのに窓口でCoast Starlightを勧められました。$4.00しか変わらないしCoast Starlightでもいいのですが発着時間が非常に不便で8:50am-9:30pmの一本しかなく夜SFについては宿探しもままならないので行きはSan Joaquins、帰りはCoast Starlightに決めました。往復合計$92.00でした。
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今日のUnion Stationは待合室で何かCMのような撮影をしていました。
夕方Franから電話がありました。今日Whisky A Go GoでVan HalenのTribute Band “The Atomic Punks”のライヴがあるので興味があったら行かないかと金曜日に誘われていたのでした。きっと週末の心配をしてくれているのでしょう。感謝。
Franと彼の奥さんに10:00pmにMetro RailのHollywood/Vineの駅でひろってもらうことにしました。Hollywood/Vineの駅はHollywood Blvd.とVine St.の交差するところにあるのですがFranは場所がよく判らなかったらしく結局30分待ちました。
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夜のMetroはさほど危険を感じませんでしたが、人通りのない所で一人待っているのはかなり不安になりました。ATOMIC PUNKSはヴォーカルくんとギターくんが頑張っててかなり楽しめました。あとでよく見たら顔は全然似ていませんでしたが衣装だけでなく声や仕草までそっくりでした。
February 4, 2001
Title: Beverly Center
アパートでダラダラしていたかったのですが、どうしてもやらなければならないことがあったのでBeverly Hillsへ行きました。ここにはBeverly Centerという大きなモールがあって、そのあたりならなんとかなりそうだと思ってBeverly Blvd.沿いを走るバスで行きました。髪を切りに。
ところが今日は日曜日。Hair Salonはどこもお休みです。ようやく見つけたSUPERCUTというところで、なんとか目的を達成する事ができました。しかし、ここは”強い・速い・美しい”の国です。街往く人たちもみんな生え際がピシッとしています。
やっぱり英語だと”感じ”を伝えることが出来ず。相手のペースに多少なりながらもなんとか応戦して「まぁ、いいか。」というところでおさまりました。
Beverly Centerの前に本屋さんがあったのでsony style、I.D.、eye、one、Graphis329という雑誌を買って帰りました。西海岸には雑誌というメディアはあまり活発ではないようです。sony styleは日本語のsiteもあります。内容は違います。

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