Yamaha SG-2 オーバーホール その3

hydrolyzed pickup cushions
衝撃的なピックアップクッションの劣化を発見してしまい、掃除せざるを得ない状態になりました。しかしああいう汚いものが本当に苦手で困りましたね。
Vacuum off
とりあえずダイソンで吸いました。しかし元の状態はクッションを両面テープかなにかでボディに固定してあったみたいで、掃除機では完全に除去できません。
Removing hydrolyzed original cushion
しょうがないのでカッターで除去しました。
Electronics harness of Yamaha SG-2
せっかくなので電装関連もみてみましょう。
Volume and tone pots made by Noble (Teikoku Tsushin)
ボリュームがB500k、トーンがA500kを使っています。共に帝国通信のNOBLEブランド。CTSやその他国産、アジア製のものと違って、ダストプルーフ仕様になっています。ボリュームポットは中の端子が抵抗帯の上を回転して、抵抗値を変化させていますが、中にゴミが入るとガリが出たり正常な働きをしません。その点、ダストプルーフ仕様なら安心ですね。45年後にクッションがこれほど劣化するとは思っていなかったかもしれませんが。
ポットデイトは42.02となっているの昭和42年2月生産のポットということで間違いなさそうです。ポットが2月なのでギターもおそらく1967年中には作られたのではないかと思います。
Preset volume and tone pots made by Noble (Teikoku Tsushin)
6弦側にあるプリセットボリュームも帝国通信製ですね。通信機用と書いてあります。
Right angle toggle switch made by Fujisoku
スイッチはフジソク製です。この会社は現在もありますが、ギター用の部品は作っていないようですね。
長くなりそうなのでこの辺りで。次回はピックアップをみてみましょう。

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