自転車の右側通行がダメな訳

ツーキニストとして知られる疋田智さんの自転車の安全鉄則を読んだ。
熱狂的な自転車乗りによくあるママチャリ全否定、交通ルール絶対遵守を押し付けるような内容ではなく、変えようと思っても無理なものは無理。安全、利便性などの公益を考えるとそもそも法律がおかしい。ということも指摘されていて、それほど偏った内容じゃないので読みやすい。自転車に関する交通行政施策を検討中の方々は是非読むべきだろう。
もちろん法律や利用環境の整備だけでなく、乗る人のマナー向上も必要なわけなんですが、本書の中で、まず利用者の方から変えるべきというのが、自転車の左側通行。
crossroad.jpg
本書に描いてあった図を、簡単にまねて描いてみた。(簡単な絵ですみませんが、信号がねー、停止線がねー、横断歩道がねー、誰も歩いてねーというツッコミはお断りします)上の図でA~Fまで6台の自転車が走っています。FをのぞきA~Eの自転車の交差点までの距離はほぼ同じです。交差点に差し掛かった手前の自動車からは、右側通行しているEとFの自転車が建物の死角に入り見えない。交差点まであと車一台分という距離である。右側通行の自転車が飛び出してきた場合、自動車は止まれないでしょう。しかも歩道を走っているFは車道を逆走しているEよりも手前にいるにも関わらずドライバーからは見えていない。交差点に出てきた場合の距離も近い。非常に危険だ。というような理由で左側を走りましょうという訳です。それ以外にも対面通行による危険性などがあります。詳しくは本書を手に取ってご確認ください。

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