新年早々、去年の話で恐縮です。
3ヶ月程前にロンドンにいきました。ここ数年は毎年のようにイギリスへ行ってましたがロンドンのしかもセントラルへいくのは久しぶり。おそらく8年ぶりくらいではなかったでしょうか。ビックリしたのは自転車が移動手段としてしっかり認知されていたところ。
道路の脇にしっかりと車道と区切られたバイクレーンがありました。以前はなかったと思います。ロンドンオリンピック開催を前にサイクルスーパーハイウェイというバイクレーンを作ったみたいですね。バイクレーンのおかげで歩道を走る人は殆どいませんでした。
街のいろいろな所にバークレーズ・レンタサイクル(リンク先PDF)のドッキングステーションがありました。金融大手のバークレイズ(Barclays)がロンドン交通局に出資して運用しているようです。ちょっと使ってみようかなと思いましたが、行き先の近くにドッキングステーションがなかったらかえって不便かもしれないと二の足を踏んでしまいました。利用料金は24時間で£2、7日間で£10。共に30分間無料で使えます。30分をオーバーした分は1時間以内£1、1時間半以内£4、2時間以内£6のように追加料金がかかります。チューブ(地下鉄)の初乗り料金が£4.5(現金払い)と高額なのでちょこちょこと移動するのならレンタサイクルもよいかもしれません。ちなみにレンタサイクルの利用にはクレジットカードかデビットカードが必要です。
また駅の中にも自転車置き場がありました。プラットホームに駐輪場があります。列車から直に駐輪場へいく感じになりますね。駅の外の駐輪場だと盗まれそうですものね(勝手なイメージでごめんなさい)。
殆どのライダーが蛍光色のアイテムを身につけていました。元は安全のためでしょうけど、最近ハイビズ(Hi-Visible)がトレンドなのは、こういったところから広がっていったのでしょうか。
帰りのフライトが夜遅い便ということで最終日に少し時間ができショップもいくつか行くことが出来ました。鍵とかライトとか、上の写真で着ているようなウェアなどは沢山揃っていましたが、パーツなんかは日本のお店ほど揃えているところはほとんどありませんでしたね。楽器屋さんもそうですが日本のお店って凄いですね。
(photo via: Simon Wicks)
一番品揃えがよかったのはCondor Cycles。ウエアもパーツもなかなかセンスの良い品揃えでそこそこありました。でも日本のように「はかり」が置いてあったりはしません(笑)。
(photo via: Alper Çuğun)
もちろんRapha Cycle Club Londonにもいきました。野辺山にエントリーしたばかりだったのでお店の方に教えてあげたり(Super Crossシリーズなのになぜか知らなかった)。その他Evans CyclesやCycle Surgeryにも、ちょこっとだけ行きました。品揃えは大したこと無かったですね。Y’s Roadの方が何倍もいいですね。
日本と比べて異なるところはいろいろありましたが、一番違うと思ったのは、どのお店も開店時間が早いこと。だいたい朝8:00には開店します。閉店時間が早いかというとそうでもありません、通勤で乗る人にはもちろん、休日のライドも早朝スタートが多いと思うので、本当に有難いと思います。都会のお店は昼から営業するのが当たり前みたいになってますから、日本ではまず実現しそうにないですね。お客さんが少ない朝から開けてもコストにはね返ってくるだけだと思うので難しいですね。むしろ街の自転車屋さんこそやってみる価値あるかも。
関連リンク:
世界の自転車事情 12 イギリス・ロンドン
ロンドン、自転車レーンから自転車道に方針転換
第49回 「行きつ戻りつ、自転車はそれでも進む」=最終回=