音楽について

今週かな?Appleのサイトに矢野顕子さんのインタビューがアップされたみたいで、そこでは矢野さんがMacやiPodのこと、音楽配信のことなどについて触れているのですが、iTunes Music Store(iTMS)について、
「今後はこの新しい音楽配信というのに私も混ぜてもらう、といった感じでワクワクしてます。」
と語っています。矢野さんご本人はそりゃド・アナログ世代なんですけど、新しいもの取り入れて未だに進歩し続けようとする姿勢がステキです。
確かにiTMSのようなものは、CDに先行した音源やiTMS限定ヴァージョンが配信できたり、いままでリリースが限られていた音源やバンドの曲、廃盤になって手に入らなかったアルバムが全曲ダウンロードできるようになったりと、ちょっと面白い兆しが見え始めています。
でも、たとえばiTMSで1曲150円とか200円だったりしますよね。これで限定の音源を配信したとして果たして儲かっているのでしょうか?必ずしもそうは思えませんね。制作コストがそれなりにかかっている場合、ダウンロード数がかなり多くないと回収できないですね。つまり配信事業単体では採算面ではまだまだ健全ではないと思うのです。それでもこの新しい音楽配信というものに世界が期待していることが伺えます。つまり世界の音楽市場全体では、いろいろな新しい取り組みに挑戦しているわけです。だけどあなたの周りにはこんな人はいませんか?
「最近の音楽はどれも似たようなものばかりに聴こえてつまらない。儲けることばかりしか考えてない。」
確かに現実の世界、特に東京のような大都市を基盤に音楽活動をするには、それなりのお金がかかります。だから作品自体が若干コマーシャルな方向(より売れるもの)に傾いてしまうのも事実ですが、実際は先の話にあるようにすべてが儲かる話というワケでもありません。大赤字で大失敗に終わるイベントもあります。実際儲かってないのでますます儲けようとする悪循環に陥っているケースも見られます。
つまり何が言いたいかというと、いいと思ったらモノ/コトにはお金が落ちるようにすることなのです。あたりまえですが、これが音楽を保護することにもなります。CDを借りてCD-Rに焼いて済ませずに、アーティストやそれに関わった人すべての人の苦労が無駄にならないように、音源をきちんと買うとか。ライブハウスに行ったらチケットドリンクだけでなく、ライブハウスにもお金が落ちるようにもうワンドリンクオーダーするとか。普段T-Shirtsを着ない人も部屋着売り場だと思って物販も買うとか。

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