ダイジョウブ、ディスカウント、ダイジョウブ。

タクシーで、CerritosのホテルからStudio Cityのホテルに移動。
運転手さんは、我々の泊まるホテルは知らなかったようですが、とりあえずGPSシステムがあるようなので、住所を入力して出発。
しかしこの人、よっぱど自信がないのか、すんごぉーいゆっくり走ります。ナビの画面にかじりついて運転しています。どうやら枝葉を見て、森を見ないタイプ。とりあえずGPSシステムはFreeway 91から、I(Interstate) 605、I5でダウンタウンを抜けて、Fwy 110, 101を経由して、Ventura Blvd.に出るルートを設定したのでその通りに走ってみました。
運転手さんは、韓国から来たことや、グアムに20年住んだこと、子供がカリフォルニアの学校に進学するので引っ越してきたこと、息子はゴルフ選手にしたいことなどいろいろ話してくれました。ゴルフの話になると、「(宮里)藍ちゃん、藍ちゃん。」とうるさかったのですが、まぁまぁ順調に進んでいたので、よしよしという感じでした。
ところが、このGPSナビ、フリーウェイを降りたり、曲がったりを告げるタイミングがかなり微妙で、ダウンタウンの手前を行ったり来たり。そのたびにナビがUターンする道がでてくるので、運転手さん(長いので、藍ちゃんのお父さんと同じ優さんと呼ぶことにしましょう)、さっきまでの陽気はどこかへいってしまいました。
しかも優さん、Orange Countyには詳しいのですが、Los Angeles Countyには詳しくないようで、North HollywoodやStudio Cityがどっちの方向にあるのかも知らないみたいです。自分で運転した方がよかったかも。これぞ旅って感じの珍道中になってきましたねー。
優さんは「ダイジョウブ、ディスカウント、ダイジョウブ。」とか言ってるのですが、そういうヤツに限って全然大丈夫じゃないのは世界共通です。それにこっちは疲れているのでお金のことより早く着きたいワケなんですけど。結局、I710でいったん南下。I105からI110を北上しはじめたので、ほっとしていたら。(地図参照)それでもどっちへ進んでいるのか、優さんはよくわかってない様子。
「Studio CityはUniversal Studiosの近くなので、101でHollywoodを抜けてしばらく走れば着くんだけど。」
っていうと、ようやくどっちにいくのかわかったみたいで、
「Universal Studios!イッタコト、アルヨ!ワカルワカル、ダイジョウブ、モンダイナイネ!」
って観光客並みの土地勘なんですけど、優さん…。
Universal Studiosの近くということで安心したのか、タバコで一服しはじめる始末。あともう少しで着くというところで中間にLAXがあることに気がついて「Cerritosから空港までのタクシー代はいくらだ?」とか「Studio Cityから空港まではいくらだ?」と料金を計算しはじめました。適当にはぐらかしているうちになんとかたどり着いたので、メーターの2/3の値段でお支払い。最後に、「アンタ帰れるの?」って言ったら、
「I know the Universal Studios!」
だってさ、タクシーの運転歴3ヶ月の優さんでした。
ちなみに以前、同じく道が全然わからないタクシーに乗ってしまい「いつからやってる?」って聞いたら、「一昨日から。」っていうヤツもいました。さすがにこのときは助手席に座って、しっかりナビりました。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です