世界最大の楽器トレードショーNAMM SHOWも今日で終わり、Universal Cityのホテルに移動しました。
自分の会社のほうは置いておいて、それ以外で気になった新商品を中心に紹介してみたいと思います。ただNAMMは3年ぶりなので、新商品じゃないものもあるかもしれません。

ギター関連の目玉は、Fender VG Stratocaster。Rolandと技術提携して、下側にある小さなツマミでチューニング(レギュラー、E♭、Drop D、オープンG、DADGAD、12弦)と音色(ストラト、テレキャスター、ハムバッカー、アコースティック)が切り替えられるようになっている。中身はRolandのVGの技術を使ったものだと思うが、完全に電池駆動(AA(単三電池)*4)のスタンドアローンで、外部の操作系統もなくすっきりとしている。Line6のValiaxとは違いマグネティックピックアップがついていて、電池が切れた場合や、VGの機能をOFFにしているときは普通のギターとして使えるのが特徴。

そのお返しということなのだろうか、BOSSから’59 BassmanとDelux Reverb Ampをシュミレートしたエフェクターが登場。

FenderはEdward Van Halenのあのフランケンシュタインギターのレプリカを限定製作。元はFenderの製品じゃないけど、そのあたりいいんだろうか。
しかもEddieが来て、デモ演やったらしい。

あとギター関連では、ドイツのTronicalがPowerTuneというブランドで出していたオートチューニングシステム。ボリュームノブを押して、チューニングモード(オープンチューニングなど様々なモードがある)を選択して、6本の弦を軽く鳴らすと、ブリッジに内蔵されたピックアップがチューニングのズレを検知して、弦を介して、ペグ側に信号を送り、内蔵されたモーターがチューニングするというもの。導体である弦を使って信号を送るという発想が凄い。

OrangeからMicro Mini。かわいいけど仕上げがちょっとイマイチだった。ホンモノみたいにパネルの表示とか凝って欲しかった。

マイクのBlueからプリアンプ”Robbie”1920年代調の造形がカッコいい。

イタリアのIK Multimediaからオーディオインターフェース兼フットコントローラーのStomp IO-1。Amplitubeなどのアンプシュミレーターを演奏しながらリアルタイムでコントロール出来るのは便利かも。ますます中途半端なハードはいらない時代になってきた。

デモ演がよかったのは、t.c.electronicのVOICELIVE。エフェクトつきのボーカル用ハーモナイザーで、歌いながらフットスイッチで、曲の好きなパートに最大4声のコーラスが付けられる。しかもコーラスのモードはイロイロあって、女性のボーカルに男性コーラスをつけるなんてことも可能だ。弾き語りの人には便利だな。

ドラムはPearlが積極的に新シリーズを投入してきたみたいですけど、Premierのブースで、ユニオンジャックペイントのセット発見。さすがイギリスのブランド。Premierを叩いていたドラマーと言えば、キース・ムーン。

The Whoのペイントをしたセットもありました。
あとはデジタル関連ではKORGが沢山商品を出していて、

mini-KPっていうKAOSSPADの小さいの。電池駆動(単三4本)で5,6時間使えるらしい。

それとサンプラーのM3。液晶の表示部分がKAOSSPADみたいにも使える
あとはRadiasの機能を絞り込んで小さくしたシンセサイザー/ボコーダーのR3とかレガシーコレクションのアナログエディション2007でMONO/POLYが加わってました。

Claviaのブースで、Nord C3。2段鍵盤です。

NUMARKのiDJ2は一台のiPodでDJが出来るようになってました。いいな。NATIVE INSTRUMENTSのTRAKTOR3もデモ版もらったし、AppleのAACにも対応したみたいだし、パソコンでやるか、iPodで遊ぶか悩むところ。

ZOOMからHD4の簡易版みたいなHD2が早くも発表されていた。モックアップだったけど、仕事が速いですね。
ほかにも、まだまだ、いろいろあったのですが、書ききれないのでこのあたりで。