ちょっと用事があって会社を休んで東京まで日帰りで行ってきた。
道中で世界が完全に思考停止する前に/森達也を読んだ。車中というところなのだろうが、新幹線の中に限らず、人を待ったり、休憩したり、時間ができるとひたすら読んでいたので、車中とは限らなかった。まぁ、いいけど。
森達也という人の本は、初めてだった。映像関係というかもともとはテレビの人だったらしい。世の中の出来事とメディアについて書かれている(あ、ちょっと乱暴にかくとね)。テレビは観ないので、いま世の中で起こっている事件に対して、どういう報道がなされているのか知らないのだが、これが結構酷いらしい。真実で造られた嘘とか、言うに言えない事情とか、まぁ、ほんといろいろある。で、しばらくするとみんな忘れる。
NO TV派からいうと、そもそもなんでそんなにテレビなのか。と思うのだけど、観る人が多いのだから仕方がない。それでも、
だって王様は裸だよ。ってやっぱり言えないのも真実なのだから。