そのヒット、ワケあり-流行りの方程式/日本経済新聞社を読んだ。
ホットペッパーに代表される無料クーポン誌、外資系高級ホテル、百円ショップ、高級ハンバーガーなどなどのそのヒットの理由を探れば、必ず現状のサービスには問題や不満があって、それを解決するためのちょっとした知恵があって、実行に移す行動がある。発想の陰に、需要と価格のからくりが見えてくるのだが、おそらくどれもそんな簡単な事業ではなかったはずだ。成功は数字で導きだされ、約束されるものではなく、一番必要だったのはそれをなんとか成し遂げたいという気持ちだったのではないか。誰もが手を出していない未知の領域に、周囲の反対もあったと思うのだが、それでもあえて前進した勇者達に拍手を送りたい、そんな一冊。