東京ビッグサイトで行われたエコプロダクツ2007に行ってきた。
金曜日はちょっと雨が降りそうだったのだが、凄い混雑。やっぱり猛暑や原油高で、地球温暖化や天然資源確保がだんだん身近な問題になってきたということなのか。(もちろんビジネスチャンスっていうのもあるけど。)
業務上の目的ではバイオプラスチックを見に行ったんだけど、今日時点では100%植物由来の樹脂っていうのは物性的(強度とか耐熱とか)にまだまだ実用レベルじゃないみたい。結局ABSとかPPとか他の樹脂と混ぜて使用している。石油の使用量は減るのでいいことだけど。
意外にも富士通がFMVでバイオプラスチック(ポリ乳酸樹脂)を採用していたり、コンセプトモデルを提案していたり積極的な感じがした。
クリーンエネルギー系、とくに太陽電池もチェックしにいったんだけど、どちらかというと家庭とか公共で使う電力をどうするかっていうのが多かったな。来年太陽電池展なる展示会があるので、そちらにいく予定。
ソニーはXEL-1を押し押し。有機ELってことなんでしょうけど、10台以上並んでいたかな。これはそのパネルの中身。
日産のコンセプトカーPIVO。え、これエコなの?って感じだが、電動シティーコミューターだからなのかなー。ちょっと無理がありそうだけど、他のブースでも「すべての基板を無鉛ハンダにしました。」とか「カドミウムフリーになりました。」とか結構わりとみんなやっていることでも、「ウチはやってます。」的な感じはあったので、せっかくやったのに黙っているよりはいいか。
そういう意味でこれは文句なしの燃料電池車FCX。
モックアップ(でも自走するらしい)だけど、この曲面スゲー。と別の関心してしまいました。
あと三菱自動車がiをリチウムイオン車にしたiMiEV。トヨタも家庭用コンセントからの電源供給を可能にしたプラグインハイブリッド・プリウスを展示していたり、スバルもNEC、東京電力と開発したR2のリチウムイオン車を展示していた。どれも家庭用のコンセント(屋外用のやつ)が近くにおいてあって、刺さってる感じが、分かりやすいっていうか、単純すぎないか。
そんななかで一番感心したのはコクヨ。なんと環境対応が遅れている商品すべてに、それを表示する×印シールを貼るのだそう。逆説的な表現だけど凄いよね。