先週の出来事(Nashville編)

さて続きです。シカゴでの乗り換え劇のせいで、あまりにも長くなったので分けました。
さてこのたびNashvilleに行ったのは、Summer NAMM Showと会議。結果はどちらも書きたくないくらい…だったのですが、NAMMの方はあのMoog(モーグです。ムーグじゃないよ)がついにエレキギターを出してきたというので、The Moog Guitarが注目を集めてました。
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サステインを制御するスイッチがついているのが一番の特徴。無限にサステインを伸ばすか、任意の弦だけにするか、サステインを短くしすぐに減衰させるかの3モードが選べるようになっており、その効き具合も一番手前のゴールドのノブでコントロール出来るようになっています。
従来のエレキギターとは違うとかなんだとか行ってますが(あ、Moog大好きです。念のため)、サステインを持続させるものは、フェルナンデス・サスティナーEBowなどがあったし、フェルナンデスのそれと比べると若干効きが不自然というか、弾いた後あきらかに、音量が下がる。そこから音が持続し始めて音量が若干もとに戻るという感じです。そりゃー、10年以上もサスティナーの開発やってきた方がクオリティ高いもの作っているとは思いますが、面白いのは音を減衰させる方。これは本体にピエゾピックアップが内蔵されているので、使い方次第では、バンジョーのようなアコースティック楽器っぽい感じの音も出せるし、ディストーションを掛けたタッピング奏法などもかなり自由にできる。実際に触ると弦を弾いたあと放っておくと、急に弦の振動が収まるのがわかります。ちょっと不思議です。あとはMooger Foogerっぽいフィルター系のエフェクトが入ってます。
私の周りの反応は冷ややかでしたが、使い方次第で新しい演奏が出来ます。新しい演奏が出来るということは、新しい音楽が創れるということです。ただ難点はギターをリリースするのは初めてということもあってか、セットアップがメチャクチャ。トレモロユニットが浮き上がっていて、弦高がアコギかっ!っていうくらい高くなってました。お値段は約6500ドルです。これならテノリオンを買った方がいいかも。抽選販売だけど。
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最終日フライトまでの時間があったので、ホテル周辺をうろうろ。
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Nashvilleは音楽の街という愛称(自己申告?!)もあるくらいなので、ブルーグラス発祥の地だったり、カントリーミュージックに関連したものが沢山あったり、ギブソン(Gibson Guitar Corporation)の本社があったりします。というかそれ故、Music Cityとなっているんでしょうけど。
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ダウンタウンの町並み。大きなビルが建っているところもありますが、こういう場所も結構ある。それほど大都市ではない様子。
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ホテルの横にはNashville War Memorialというのがあって、戦争モノかぁ。先の大戦時に敵国として戦った我々には複雑だな。と思っていたらThe Civil War。つまり南北戦争時代に起ったナッシュビルの戦いを祈念したものでした。
さて時間がきたので、そろそろ空港へ。向かうはロサンゼルスなのですが、ナッシュビルからあのオヘア空港での乗り換えが待っているのでした。
続く。
関連日記:
先週の出来事(Chicago-O’Hare編)

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