救世主

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マリメッコの奇跡DVDが届いた。
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さっそく観ます。
以前、このDVDのタイトルがなぜ軌跡でなく奇跡なのでしょうか的なことを書いたのですが、観ればわかります。最近のマリメッコブランドの絶好調もわかるけど、それ以前もそれなりにやっていたのではないかという認識が大きく間違っていた。つまりマリメッコの経営は順風満帆でないとか低迷というどころか、かなり悪化。1991年には従業員に廃業の通達がされていた。
その通達の数日後、キルスティ・パーッカネン(Kirsti Paakkanen)がCEOに就き、会社の再建に取りかかる(新しいCEOが決まる数日前に廃業の連絡がいくなんてありえない話だが、そういう内容だった)。
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こっから先はDVDを観てもらいたい。現在のように会社を見事に建て直したキルスティ・パーッカネンを中心に、ファッション業界のプレス、経済専門家、そしてマリメッコのデザイナー、従業員のインタビューで構成される。
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経営危機状態にあったテキスタイルブランドを見事によみがえらせた人物なんて、プラダを着た悪魔でモデルになったといわれるアナ・ウインターのような絶大な影響力を持つ業界人か、数字で立て直す財務のスペシャリストかと思ったが、このキルスティ・パーッカネンは違った。ときに厳しい側面もあったのかもしれないが、創業当時の経営理念に立ち返り、社員とりわけデザイナーを大切にし、人々の身近にあり愛されたマリメッコを残したいという想いが社員に伝わり会社が大きく変わったのではないかと思われる。
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店舗に行ったことのある人はわかるかもしれないが、試着室のハンガー掛けはmarimekkoのmのカタチ。これを売ってほしいです。

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