ひさしぶりに市内のライブハウスに行ってきた。
元はコンビニだったところで、行くたびにあそこはレジだったなとか、こっちでドリンク売ってたなとか思い出します。もうひとつのライブハウスも元は喫茶店で、この辺にテーブルがあったなとか、ついつい思い出してしまいます。
今日のライブは満員。会場の外では、チケットを求める人とか、会場から漏れる音を聴きにきている人が沢山いて、もうちょっと大きなハコがあればいいのにとあらためて思ったところです。人口も80万人を超えてるんだから、キャパ500~600人くらいのライブハウスくらいあってもいいのに。
浜松市は音楽の街とか行ってるけど、実際は製造業がメインで、この浜松市の文化振興財団が主催する音楽イベントはクラシックやジャズばかりであり、実際の音楽需要とリンクしていない。
CDの売上だけが音楽市場の大きさを表すとは限らないが、ある程度の目安にはなると思うので数字を挙げると(CDの売上はオリコン誌上で公表されているおおよその数字です。沢山売れる作品がリリースされると、(ポップスやロックが増えるだけだけど)バランスが変わる月もあります)、CDに売上枚数のうち、日本のポップス&ロックが75%。海外のポップス&ロックが15%。演歌が3%。クラシックとジャズを合わせて3%。その他が上記海外の音楽に含まれないワールドミュージック(ラテンやアジア)とサウンドトラックなどである。近年CDの売上は減少傾向にあり、配信が増えているが、ポップス&ロック以外の音楽の配信がそれほど多いとも考えにくい反面、ポップス&ロックの市場はもっと大きいと考えるべきだろう。つまり浜松市が力を入れているクラシックとジャズの市場は非常にニッチで、規模で言うと演歌並みであり、完全にバランスを欠いた音楽文化振興事業と言える。しかも街中の音楽施設はクラシック向けに音場設計されたホールばかりで、90%の人が楽しみたいと思う音楽イベントをやる場所が十分にない。ライブハウスで観るべきバンドが、クラシック用のホールで演奏されても仕方が無い。
こんなご時世に誰かにライブハウスを造れといっても仕方が無いのだが、ニッチな音楽ジャンルの振興(浜松国際ピアノコンクールだけで1億3千万円である)を続けるくらいなら行政が旗を振ってちょっと大きめのハコのひとつくらい造ってほしい。市内に世界に名だたる大企業が沢山あるのでスポンサーになってもらえばよい。ZeppやSHIBUYA-AX, Quattroなどはスポンサー付きだ。イベントの無いときは、出資企業が社内イベントや記者発表会などで使えばよい。音楽ジャンルによって興行の仕方も異なるし、運営して行く上で、いろいろと問題はあるだろうが、そういうことも考えるのが市政だ。
という提案をしたことがあったのだが、ジャズ、クラシック以外の音楽についてはWebを作るので、そっちでお願いします。という回答だった。で、できたのがこれ。一般の団体が投稿するだけじゃないか…。
中心部の空洞化は酷いし、文化事業はクソだし、あんまりなので、今年からふるさと納税をして、浜松市に収める税金を減らすつもりです。
関連リンク:
浜松市文化振興財団
はまかるドットネット
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ふるさとが浜松の私ですが、ほんとうに同感です。
形だけの文化事業なんて・・・
良い街になってほしいから、なにかできることから始めようと考えています。
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アングラな要素があるから面白いっていうイベントもあるので、お役所が関わらない方がいいときもありますけど、そういうレベルまで行ってないですからね。
解体されたフォルテにあったホールは新しい施設でも残るらしいのだが、クラシック用のホールだったらガッカリだ。