先週の出来事(帰国編)

さて、いよいよ帰国することになりました。泊まっていたホテルの3階はClub Levelになっていて、他のフロアよりちょっといいみたい(そんなリクエストはしていない)。で、朝食がとれるClub Roungeというお部屋があって、毎朝そこで朝食をとってました。フルーツとシリアルとデニッシュくらいですが、毎朝コンチネンタルやアメリカンブレックファーストじゃなくてもいいし。というか卵とベーコンばっかり食べてると具合悪くなりそう。
で、最終日の朝ちょっと遅めの朝ご飯を食べたのですが、ポットにコーヒーがない。となりのデカフェ(Decaffeinated)はまだあるみたいなのですが、普通のコーヒーが飲みたい。もうすぐ朝食の時間は終わりなのだが駄目もとで「コーヒーはもうないの?」って聞いたら、隣のデカフェポットをさして、こっちに入っているとかいうので、「こっちはデカフェでしょ?」って聞き返したら。「中身は同じよ!」とプチ逆切れ。しまいにはポットに掛けてあった”Coffee”と”Decaffeinated”のプレートを入れ替える始末。おいおい。いくら同じ結果でも、もうすぐラウンジが閉まるからごめんとか言われれば多少は納得はしたのに。
まぁ、いいや。それでチェックアウトして、前日に頼んでおいたタクシーがきているかなと思ったら来ていない。あれ?そもそもホテルのフロントから丁寧に電話してきて、「ホテルの部屋はどうだった?」、「なにか問題なかったか?」、「明日チェックアウトでよいか?」、「モーニングコール必要?」などと丁寧に聞いてくるので(Club Levelだからかもしれない。これまで泊まったSheratonはそんなこと一切なかったし)、「それならタクシーを呼んでおいて。」と言ったのに。ベルキャプテンに「昨日タクシー頼んだんだけど、予約される?」って聞いたら、「うーん、入ってないみたい。」だってさ。ちょっとこのホテルいい加減みたい。仕方がないので、タクシー呼んでもらったのだが、ベルキャプテンがタウンカーを薦めてくる。いわゆるリモだ。ニューヨークで白タクに乗ってしまってから以降、メーターの付いてないクルマに乗りたくない。汚くても陽気な運転手がいる黄色いクルマがいい。というか自分には不釣り合いなので乗りたくない。タクシーと同じ料金だからとか(同距離を何度も走ると分かるが、ほんとは割高である)、広いからとか言ってるうちに、BMWのX5がきた。リンカーンじゃなかったからまぁいいか。こんな押し問答やっていたら飛行機に乗れなくなってしまう。ということで乗ることにした。
さて空港についた。空港の外まで列が出来ていて、なんだろうな?と思っていたら理由はなんだか知らないが大混雑。チェックインの列が中で蜷局(とぐろ)を巻いて、外まで延びている。こんな長い列に並ぶ訳にはいけないと思い。他のカウンターからチェックインを試みたが、失敗。しかし外の列は入り口のところで、係員が中の列が少なくなってから外の人を入れているようなので、中と外の列は一度途切れている。入り口のドアが閉まったときに、なにげに中の列の方に並ぶ。とりあえず成功。外に並んでいたみなさんごめんなさい。そんな長い間並ぶ訳にはいけないんです。それでもたっぷり1時間近くは待っていたら、「成田行きのお客様いらっしゃいますか?」と聞いてくる。結構ぎりぎりだったのね。というわけで結局優先してチェックインさせてもらったのだが、通路側座席の空きがない。
economyplus_upgrade.jpg
エコノミープラスにプチアップグレードしてみることにした。もちろん自腹です。これまでの旅の不運も解消されるかもしれないと思ったが、そんな根拠はない。それでも画面で席が選べて、なんとか通路側の席になった。
いやー、それでね。もう飛行機乗っちゃったし。これでもう安心だ、なにも起るまいと思ってたのです。機内食はあまり進まなかったけど、アルコールも入って、コンタクトも外して、ぐっすり寝てたんです。
そうしたらなにか重たいものが自分の上に落ちてきたんです。機内はかなり暗いのでなにが起ったのか全く分からなかったのですが、一度体から離れたそれが、再び降ってきた。ひょっとして、なにかとても鈍いもので殴られてる?目を明けてよく見てくると人が倒れ込んできている、ひょっとして通路をすれ違うときにバランスを崩したのかも。と思ったら、何度も何度も倒れ込んでくる。お、襲われてる?こんなみんなの前で?いくら暗いからといって?ちょっとどういうこと?「な、なにやってるんですか?」(やっぱりとっさのときは日本語だ。寝起きだし)「す、すみません。」と身長は175cmくらいの少しぽっちゃりした若い男が、再び倒れかかってくる。
あ、この人立ってられないんだ。具合悪いんだとようやく気がつきました。「お医者様いらっしゃいますか?」のあのパターンか。「ギター弾ける方いらっしゃいますか?」とは聞かれたことがないので、手を挙げるチャンスが未だない。
そう気がつくと男、今にも吐き出しそうだ。俺の頭上50cmのところで。ちょっとヤバい。慌ててキャビンアテンダント呼ぶ。隣に座っていた女性は今にも吐きそうなその男をみて、さらに隣のボーイフレンドだかの席に避難している。そりゃわかる。でも俺の席に吐いてくれるなよ。まわりのみんなにも不安がよぎったのですが、CAさんの判断で俺の席にとりあえず座らせることに、仕方がないのでかわりにその男の席でしばらく過ごす。彼の荷物も置いてあるし、なかなか落ち着かない。ちょっとだけ仮眠をしたら、その彼が起きたというので、再び席を変わってもらった。まさか自分が選択したその席で、こんなことが起るとは、不幸を呼び込み過ぎかも。
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しばらくしたらCAさんが、すみませんでしたと詫びてきた。まぁそういう人もいるだろうと、シカゴ空港に比べればずいぶんましだと思っていたのですが、なにやらくれました。フライトクーポンだそうです。
というわけでそれ以後は、特になにも起らず無事帰宅。
関連日記:
先週の出来事(Chicago-O’Hare編)
先週の出来事(Nashville編)
先週の出来事(再びChicago-O’Hare編)
先週の出来事(Pasadena編)

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