水戸芸術館現代美術センターでは、規模は小さくなるが別の展示もやっていた本城直季氏の写真展である。
ミニチュアの風景セットを撮影した写真みたいだけど実際の風景。彼が撮影しているのは、人工的に整備された自然や街並、学校などの施設で人間が勝手に造り上げてきたものだ。彼の写真には、その創られた世界のウソっぽさとともに、広大な自然や大地に対する人間という存在の儚さが見える。人間もこうやってみるとなんと無邪気な存在なのか、本人達は我が物顔でこの星の主人公だと思っているらしいが。
本城氏の写真展は、代官山の(g) Good Design Companyでもやっててそっちに行こうと思ってたのでちょうどよかった。本も出ているので気になった方は要チェック。
話題は変わるが、水戸芸術館は磯崎新氏の設計による建築物で、
正面からみるとこんな感じ。
敷地内に高~い塔が建っている(しかもエレベータで昇れる)。画面に入らない。なかなかイカれている。
毎年市の予算の1%を活動資金にしていたり、美術だけでなく音楽・演劇といった部門を設け、楽団・劇団をもっているなどちょっと変わった美術館である。ミュージアム・ショップは東京都写真美術館、東京都現代美術館と同じくNadiffがやっているみたい。そのせいでちょっと品揃えが似た感じになっちゃってるのは、まぁ仕方ないか。
それと水戸の街。
この色彩感覚に人気の無さ。
はぁ、ええ感じだ。カメラ(フィルム入れる方ね)持っててよかった。
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私の友達も本城直季好きだって言ってて、写真見せてもらったー。
ほんとミニチュアみたいだよねぇ。ちょっと衝撃でした。
写真って、人の目線がダイレクトに伝わるから、いっつも衝撃受けるんだー。
よく見たら本の表紙とかにも写真使われてるんだよねー。
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最初観たときは、まだそんなに知られてなかったから情報が無くて、ミニチュアだと信じてた。よく出来てるなぁーって思ったの。
っていうことは、つまり自分たちが行きてるリアルな世界をウソだと思ってたわけ。
で、本物の風景だって知らされたときショックだった。
いい写真って撮った人が、どこから撮ったかっていうことだけじゃなくて、どういうふうに観てるかっていうのもわかるので面白いよね。
本城直季
本城直季本城 直季(ほんじょう なおき、1978年1月28日 – )は、日本の写真家。東京都生まれ。東京工芸大学芸術学部写真学科卒業、同大学院芸術学研究科メディアアート専攻修了。大判カメラのアオリ(ティルト)を利用して擬似的に被写界深度の浅い写真を
水戸芸術館水戸芸術館(みとげいじゅつかん)は、1990年に開館した茨城県水戸市にある市立の美術館・コンサートホール・劇場からなる現代芸術の複合施設である。愛称は「Art Tower Mito」。運営は財団法人水戸市芸術振興財団。館長は音楽評論家・吉田秀和。建築家磯崎新が設