日本橋のGALARIE SHOで本日まで開催の写真家上田義彦氏の新作発表を兼ねた個展“STANDING FULL NUDE SERIES YOSHIHIKO UEDA’s New Release, 2005-2006”に行ってきた。
上田さんは、80年代から広告の写真中心に活躍している写真家で、個展・写真集は多数。他にもポートレイトも有名かな。もんのすごいわかりやすく言うと伊東美咲さんの「美咲」を撮った人。奥様は桐島かれんさん。写真集は一冊だけ持っている。それまでの活動をまとめたもので、その名もPHOTOGRAPHSというものだった。もともとバルセロナ・パビリオンを撮った写真で上田さんを知ったので、独特の静物の写真が好きだった。凄く綺麗な空気感があって、いつもつい見入ってしまう。他にも著名人のポートレイトなどが収録されていたのだが、その中で佐渡島の自然の中で撮った女性のヌード写真があり、かなり雰囲気の違うものだったので印象に残っていた。
で、今回も女性のヌード写真。件の佐渡の印象があったので観に行ってみた。
7人(6人だったような…)の女性を同じ場所・構図で撮り下ろした写真で、写真全体の青っぽい透明感が、全体の雰囲気を上手く決定づけていて、肌の色とか、下着の跡とかディテールは上田さん独特の描写でリアルなんだけど、全然エロくない感じで、きれいだった。佐渡島の写真よりは、上田さんが建築などを撮ったときの雰囲気に似ていた。
新宿のepSITEでも上田さんの個展やっているらしい。そちらは家族を撮った写真のよう。行ってみようかな。
(文化・芸術)