青山のPaul Smith Spaceで本城直季さんの写真展Small Planetを観た。
煉瓦造りの建物が小さくならんだロンドンの風景は、本当にミニチュアのよう。単純に絵としてかわいらしいというのもあるのだけど、そこに写っている人間はみな小さくて、取るに足らない存在に見えてくる。でもそんな人間でも、怒ったり、泣いたり、笑ったりしているわけで、そんな人間がまた愛おしく思えてくる。不思議な写真だ。
帰りにSHIBUYA PUBLISHING AND BOOKSELLERSに寄ってみた。東急本店の方から素直に行かなかったせいもあり、ちょっと見つけづらかったのは、看板が全く出ていないせいもあった。
装飾のないガラス張りのファサードは、シンプルで美しく、よく見ないと見過ごしてしまうような低い位置にSHIBUYA PUBLISHING AND BOOKSELLERSのロゴが。店内には文芸、アート、デザインの洋書、和書に海外の雑誌も少し。資料探しとしてはちょっと物足りない気もするが、いつもの渋谷に飽きたら寄ってみるのもいいかも。
Small Planet 本城直季