今年もグルメセンチュリーライドに参加してきました。一言で書いてしまうととても薄っぺらくなってしまいそうなので、当日を振り返りつつ写真多めで、あの一日はなんだったのか、綴っていきたいと思います。
前泊して豊田市足助町に入る。今回もお世話になったのはあすけ里山ユースホステル。ま、東海シクロクロスなどのレースより1時間早く出発すれば、当日入りも出来たかもしれない。でも前日に受付も済ませたし、駐車場も確保できたので、余裕を持って会場に到着。心身ともにベストな状態で走ることに越したことはないので、前泊はお勧めです。
到着すると木製のラックには多数のバイクが。スチールフレームの数が尋常じゃない。もちろんカーボンもアルミもあります。スチールフレームじゃないから肩身狭いとかそういうの全然ない。でも欲しくなるかも。
さっそく朝食に長い列ができて、最初の一皿をいただきます。普段朝はあまり食べないけど、コースプロファイルでは、ライド開始から最初の13km、標高差620mをずっと登るので、この補給は大事。毎朝欠かせないカフェインも注入して準備は完了です。
今回のお供は、このお二人。ベリーナイスガイですが、普通に走ってとても速いので、わたしが他のライダーたちに声を掛けて話をしていたら、何度も置いていかれました。
途中の坂のピークで休んでいる人がいて、よく見たら今年のNAHBSで一番欲しいと思ったこのHunterに乗っているではないですか。「これNAHBSで一番欲しいと思ったんだけど、どうしたの?」って聞いたら、「Sim Worksから借りた。ところでお前のバイクはオレが作ったんだよ。」とかいうので、よく聞いたらシエロのチーフビルダーOSCAR CAMARENAでした。「シエロ、めっちゃいいよ!いいフレーム作ってくれてありがとう!」って伝えることができました。本当によかった。そうやって喋ってる間に例の二人にはどんどん置いていかれましたけど。
最初の休憩ポイントに到着。タータンのシエロがあったのですが、オーナーは見つからず。自分以外のバイクで初めて見ました。ここではトマトのゼリーと焼き菓子(名前忘れた)をいただきました。
補給後に訪れるPEAK2が今回の最高到達点。前回はGARMINのナビを頼ってこの黄色いサインを見逃してしまい大幅にミスコースしたけど、ちゃんと前を向いて走れば大丈夫。
車だと通り過ぎてしまいそうなところでも、フラッと寄れるのがサイクリングの魅力。そして誰かが停まっていると、なに?なに?ってみんな集まってくる。類は友を呼ぶというのだろうか。
そんな道草を食ってもランチの時間にはかなり早く着きそうだったので、追加で寄り道。距離12km、獲得標高は200mくらい余計に走る。他の二人の脚に負けそうになりながら、登った先には素晴らしい景色が。ユースホステルも小さな校舎だったけど、ここにも木造平屋の可愛い小学校がありました。
そしてランチ場所のはれはれ庵に到着。今年はビュッフェ形式ではなく、一人ずつ配膳される形。あとでボランティアスタッフの方に聞いたのは、味噌や野菜など地元産のものにとても拘っていて、かなり手がかかった食事だったみたい。量はちょっと少なく思えたけど、不思議と腹持ちはよく、最後の休憩ポイントまで、燃料切れになることはありませんでした。凄いな食の力。
はれはれ庵からは5kmで300mくらい登るヒルクライム。昼食後で身体がやや重たいのもあり、自分にとっては最初の登りより苦手なパート。去年も辛かった。そこそこの人数で登ってたけど、徐々に何人か遅れはじめる。遅れた人に合わせてもよかったし、千切れそうになりながらもなんとか食らいついて登りきる。着いていくのもマイペースもどちらでもよかった。ただやりたい方を選んだだけ。自由があった。
登りきったメンツで足助ミラー。このミラー探すのにちょっと走ったけど、この無駄がいい。
そして最終ポイントに到着。去年とは違う場所でしたが、ふたたび地元のお菓子とお茶をいただきました。コーラの自販機があり、思わず手を出してしまった自分はまだまだグルメ(食通)の道半ばなのか。
そしてここからはゴールまでの下り。最初はグルメセンチュリーなんだから途中で停まって景色を楽しんだら…なんて思いもしたけど、この林道は途中苔が多く生えているところがあったり、枝が転がっていたり、カーブも多い。みんながもの凄く集中して走っているのが分かる。そしてもの凄くペースが速い。誰も喋らないけど、走りながら会話している感がある不思議な時間でした。これはこれでよかった。
そしてゴールへ。前回はここでもの凄く終わって欲しくない感があったのですが、今回はそんな感傷はなし。慣れてしまったのか。早く風呂に入りたかったのか。
お風呂に入っている間にディナーの準備は着々と進み。いよいよクライマックスへ。二組に分けたとはいえ総勢250名のお腹を空かせたライダー達に次々と食事は運ばれてくる。パンチがあるものをガッツリではなく、食材そのものを味わう感じ。料理を表現するボキャブラリーに乏しいのは去年と変わらずだけど、ちゃんと一皿ずつ堪能できました。
食後は少しゆっくりしてから会場をあとに。明日からまた静かな町に戻るのだろうな。
翌朝は少しのんびりして、足助の町中ではなく、里山をドライブ。県道367号線を下り、国道420号線に出て、前日走ったルートをなぞりながら、県道32号線へ。途中四谷の千枚田に立ち寄ることができました。このルート、特に里山から367号線の箇所、信号も対向車もなくとてもいい。またいつか走りたいと思う様な素敵な道でした。三河湖から足助に抜けるように走ってみても面白いかもしれないし、まだまだ知らない道がある。ルート探索のインスピレーションを沢山もらいながら無事帰宅。
Osamu Itoさん(@osamuitocom)が投稿した写真 –
洗車とヘッドキャップの装着を済ませ。イベントは終了。
終わってみて感じたのは、グルメセンチュリーライドなので、テーマは食と自転車なんだけど、それだけじゃないなぁということ。確かに去年の第1回に比べるとインパクトという意味では、特に2回目の参加者には劣るものがあったかもしれない。しかし今回もいろいろな人にブログ読んでますとかインスタでフォローしてますとか、お声掛けしてもらいとても嬉しかったです。逆にお話しできなかった方も沢山いて、それは残念ではあるけど、次回参加する理由ができました。遠くてなかなか会えなかった人にも沢山会えて、なんらかの形で東三河地域の人ともふれあえて、こうしていろいろな縁で繋がれるのが、グルメセンチュリーの魅力なのかもしれない。
このイベントを素晴らしいものにしてくれた全ての人に感謝。みなさんのおかげでとても楽しかった。またお会いしたいです。
みんなの #GCRASUKE #GCRASUKE2016
去年のレポート:Gourmet Century Ride Asukeに参加しました
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