だんだんバラバラになってきたTEISCO SP-62。前回はネックまわりのお手入れを簡単にしたので、一度組み上げます。
パーツクリーナーに浸けておいたパーツ達。メッキの曇りや汚れが落ちてピカピカになっています。
さすがにメッキが剥離し始めているところまでは、どうにもなりませんが、アームバーも綺麗になりました。
テールピース部分もピカピカに。
グリスを使って組み上げます。使ったのは自転車用のグリス。DURA-ACEとはシマノの最高級コンポーネントなのですが、このグリスは安いです。(でも最近値上げしたみたい)
ブリッジのパーツも綺パーツクリーナーに浸けて汚れを落としました。同時にオイルまで流れていったので、先ほどのグリスを付けて組んでいきます。
ブリッジもすっかり綺麗に。ローラー部分の動きはそれほど改善しませんでした。元々の寸法設定と嵌合によるものなのかもしれません。
トレモロアームもバラした順序で組み立てます。アームの固さは、上下のボルトの締め付け具合で決まるので、さっと手元に持ってきやすく、ブラブラしない程度に締めておきます。
スプリングを中に入れました。かなりサビだらけだったブリッジですが、綺麗になりましたね。
あとは組み上げる前に配線の確認をしておきます。
とりあえず回路図。っていうか実体配線図か。一カ所書き写しに間違いがありますね。(これだと音が出ない。)
どんどんパーツをつけていきます。アースの線をボディから出すのを忘れないように。
ボリュームがグラグラだったので、薄いレンチでナットを締めておきます。このノブが非常に固くて、外すと割れそうになるので、とりあえず応急処置的にこういうやり方をしました。
ボディ側は部品がつきました。
ヘッドもパーツ類を元通り戻します。
実はまだ手を入れなければならないところがあるのですが、一旦弦を張ります。
入手した状態では各部の調整はおろかチューニングもままならない状態だったので、時間に余裕がある場合は、こうして一度組んでみて、再度セッティングを確認するのがよいと思います。
ようやくまともに音が出せる状態になったので、チューニングをして細部の微調整をして、再度異常がないか確認します。とりあえずネックの順反りがやや大きいのと、ブリッジの高さが低いことがわかりました。引き続き調整したいと思います。
関連日記:
TEISCO SP-62 オーバーホール その3
TEISCO SP-62 オーバーホール その2
TEISCO SP-62 オーバーホール その1
TEISCO SP-62