さて途中までバラしたTEISCO SP-62。いろいろ汚れているので掃除のため、外せるところは外してみましょう。前々回ブリッジまわり、前回は電気系をやったので、今度はネックまわりを。
ペグを固定しているナットを外します。
外したところ。白い板(PVCかな?)が、ナットで共締めしてあっただけのようです。特に接着等はされていません。
製造から10年くらい経過しているものと思われますが、白いパネルを外すとトップコートは黄変していますね。カバーのしたに見えるのがオリジナルのカラーと思われます。
汚れているので。
綺麗にします。一回やっておくと、あとは時々拭くくらいでいいでしょう。
取り外したペグです。ダイキャスト製のロトマチックタイプ。HCの文字があるので、韓国の某メーカー製ですね。Hip-shotやGOTOHほど高級ではありませんが、よく使われています。
ヘッドも綺麗に拭きました。
裏面も。
ヘッドのTEISCOマークです。クリアの下に印刷してあるので、綺麗な状態で残っています。
ペグのナットやワッシャーも自転車用のパーツクリーナーで洗います。
ロトマチックタイプのペグはハウジングが密閉されて、中にグリスが入っているので、本体はパーツクリーナーは厳禁です。グリスが流れ出してしまいます。
パーツが大体外れたので、指板をマスキングします。
フレットに巻き弦の擦り傷などが多い場合はスチールウールで磨きますが、今回はそれほど傷はないので、曇りを取るくらいにします。金属用のコンパウンドを使います。(理想をいうとこのピカールよりもっと細かいのがよいですが、いろいろ兼用してたらこれになってしまいました)
左半分を磨いてみました。違いが分かるでしょうか?
マスキングテープを取ります。あまりメンテナンスをしていなかったせいか指板面の状態はあまりよくないですね。
またJim DunlopのGuitar Polish & Cleaner #65を使います。
今度はボディを掃除。
BEFORE
AFTER
綺麗になりました。
指板の状態がよくなかったので、レモンオイルを使います。最近使っているのはFREEDOM CUSTOM GUITARのレモンオイルです。D’Andreaのが良かったのですが、見なくなったので、いろいろ試して最近はコレにたどり着きました。べとべとせず指板の保湿、ケアが出来ます。
ウエスにちょっとだけ付けて、
塗り込むだけです。塗る前はほんとにカラッカラでした。
塗った直後なのでちょっとテカって見えますが、FREEDOMのレモンオイルはベタベタしないので、弦を張る頃には、ちょうどよい感じになってます。
今回も長くなったので、このあたりで。
関連日記:
TEISCO SP-62 オーバーホール その2
TEISCO SP-62 オーバーホール その1
TEISCO SP-62