前回A-ClassのホイールALX-220を取り付けました。しかし動きがかなり渋いのです。
手で軽く押しても半周くらいしか回らない。いくらなんでもこのまま使う訳には…。
これまで手を出してなかったハブのグリスアップをするときがきたようです。ALX-220のグリスアップをしたという記録が見つからず参考になるものがないので、未体験ゾーンに突入。
まずリアのスプロケットとは反対側(進行方向左側)にラバーキャップがあるので、これを外します。
外したキャップ。
キャップを外すとこのように。一番外側のナットとその二つ右のコーンで玉当たりを調整する仕組みのようですね。
ハブスパナとモンキーレンチで固定している外側のナットを緩めます。手前に締める方向。
ナットが取れました。
コーンを外すとベアリングの玉が見えてきました。グリスが黄色いのでデュラグリスですかね?
アクスルシャフトを抜いたところです。
こちらはフリーボディ側。グリスがべっとりですね。
外したアクスルシャフト。こちらにもグリスがたっぷり。
ダストカバーを外します。こちらもグリスがたっぷりです。
ベアリングの玉を出していきます。マイナスドライバーでやりましたが、本当なら玉を傷つけないものがよいでしょうね。
そしてフリー側のダストカバーも外します。
フリー側には反対側より大きい玉が入っていました。
比べるとこれくらいの差。
ダストカバーも含めてパーツクリーナーでグリスを落とします。パーツクリーナーが黄色くなりました。
グリスを落としたナットやコーン、ダストカバーたち。
カップ側も綺麗にします。
フリーの方もやりました。実はここからもう一段バラしたかったのですが工具がなくて断念。
アスクルシャフトも綺麗に。
あれだけ動きが渋かったですが、コーンにも傷が入っていないみたいですね。
今回は回転部にはフィニッシュラインのプレミアムテフロングリスを使っています。
グリスを塗ってベアリングを敷き詰めて、さらにグリスを盛って、
ダストカバーを締めます。
反対側もどうようにやってから、アクスルシャフトを挿入。
コーンを入れて、
軽く固定。玉当たりを調整します。最初なのでコツがわかりませんが軽~くコーンをまわすと回転が止まるので、そこからちょっと戻して、ガタがあったり、ゴリゴリしないところを見つけていく作業です。時計の針で5分くらいの角度で調整していきました。
よい当たりが出たところでナットを固定。今度は開く方向です。
さてどのようになったでしょうか?
<ビフォー>
<アフター>
若干回す勢いがどうなのって感じはありますが、半周しかしなかったホイールが軽く回ってくれるようになりました。ハブのグリスアップはハマりそうな作業です。
関連日記:
tokyobike再生への道 その1
tokyobike再生への道 その2
tokyobike再生への道 その3
tokyobike再生への道 その4
tokyobike再生への道 その5